仏教は「いかに今を良く生きるか」を説く教えです。
本泉寺はこの原点に立ち返り、誰もが穏やかな心で安心した毎日を過ごし、より良く今を生きられるように、様々な活動を通じて仏様の教えを広めています。
以前、足の傷口が化膿してしまい、腫れあがってしまった事がありました。この世界には感染すれば、害になってしまう細菌が沢山存在しています。
しかし傷に注意していれば、いたずらに恐れる必要はありません。なるべく傷をつけぬ様、傷を負ってしまっても消毒や通院などの対処が出来れば大丈夫です。
これは身体だけの話ではなく、心の場合も同じことが言えます。心に傷が出来た時、それの処置を怠れば心は病み、そして放置すれば傷口から入った毒は全身を蝕んでいきます。
この心に傷がついてしまった原因はなんでしょうか。それは様々な原因があると思いますが、一番の元凶は私達が犯した悪い行いです。悪の行いは心に傷を作り、放置しておくと細菌が増殖するように心は悪に染まり、病んでしまいます。
だからなるべく傷をつけぬ様に、注意して生活していきましょう。宮本観靖