少子化、核家族化にともない、墓じまいを考える方が増えています。ではどうすればよいのでしょうか?日頃、檀信徒の方々から墓じまいの相談を受け、手続きを手伝っている本泉寺住職がその手順をお話しします。
要点となる部分だけダイジェストでお送りします。今回も気楽にお聴きください。
「伊丹本泉寺のラジオDEい~話」はエフエム伊丹で第2,4土曜の朝8:30から放送しています。
↓こちらからYouTubeで番組をお聴きいただけます。

放送の概要
本泉寺:墓じまいについては多くの方から相談を受けます。皆さんやっぱり自分の生きている間にきちっとしとかないかんな、と思ってやっておられるので、私はいつも手伝っています。
—–やっぱり、段取りとか流れがあるんですか?
自治体によって手続きは様々です。そもそも、お墓があるところの自治体で手続きするということを知らない人が結構おられます。
たかが骨。でも、されど骨。墓地埋葬法という法律があって、勝手に動かすわけにいきません。
まず、改葬許可申請というものをその役所に出して認めてもらわないといけません。
それから墓石。これは財産なんです。非課税だけど相続財産。
それで「もう撤去してください」と言われたからといって撤去したら、他の相続人、例えば兄弟とかがいるようであれば、「勝手に何するんだ?!」ということになりかねません。
その辺の同意書とか、それから相続人の繋がりを証明する謄本も用意しないといけないような自治体もあるし。それはやっぱりきちっと手続きをした上で進める必要があります。
—–結構その事務手続きっていうのが色々あるんですね。
ややこしいところはややこしい。
走り回ることになります。
細かい役所とかであれば、「相続人の印鑑、全員ぶん提出するように」と要求してくることが、あります。以前、九州の墓じまいを手伝ったときにそんなことがあったんですが、本当に困りました。いろいろ調べて親族が十数人いると分かりました。依頼者本人も把握していない状態。あっちこっち調べて、やっと4、5人見つけました。それ以上は分からないので役所もやっと手続きを認めてくれました。
墓石は相続財産なので、お金になると思ってハンコを押す人もいますが、お金にはならないからご安心ください。笑
—–墓じまいできたとしても、その石を処分しないといけませんよね?どうするんですか?
いろんな方法があります。違うところに持っていったり、それを割って砕いて、と理に手間がかかる。だから処理の値段も段々上がっています。
今思えば嘘みたいな話ですが昭和の時代は墓片付けるのみんなタダでした。
今はそういうわけにはいきません。
今や、石屋さんにとって、お墓を作るより処分する方がメインです。
高い時は百何十万とかいう見積もりを見たことがあります。
うちでやったらもっと少ない金額なのになと思いながら見てました。
—–あとは心の問題。
墓じまいをすると、ご先祖とかおじいちゃんおばあちゃんとかに心を通じる場所がなくなってしまいますよね。
だからその通じる場所を今度見つけておかないといけません。
お骨は捨てるわけにいかないので、自治体は「どこへ持っていくんですか?」と聞いてきます。
「どこに持っていくんですか?
そこからハンコをもらってきてください。
そうでないと許可できません」
という話になります。
お骨を新たに納めることになる墓地とか、納骨堂とかですね。
そこのお寺や施設が
「確かにこの人はお骨の納め場所を持っているので、受け入れは可能ですよ」という証明書を書きます。
それを役所に持っていくと、やっとお骨を出すことが許可されます。
作るより大変です。
大体お墓を管理してるのは大体、年のいった方が多いでしょう?
だから、うちの場合は私があっちこっち行ってお手伝いしています。
結構ね、お任せでっていう方がいらっしゃいます。
—–お任せで??[笑]
料理のコースじゃないんですから。
お任せ歓迎です。笑