エフエム伊丹で放送中の「伊丹本泉寺のラジオDEい~話」。今回は死後事務契約についてのお話しです。
●●●●● 放送の概要 ●●●●●
死後事務契約とは、葬儀のやり方、遺品の整理や、役所・金融機関での手続きなどについて生前に取り決め、その執行について業者と契約を結ぶことです。
終活の一環として、葬儀や埋葬のかたちについてあらかじめ決めておくことがはやっているようです。しかし本来、死後事務とは、葬儀や埋葬のことだけではありません。
本当に良いお葬式を望まれるのであれば、「お葬式はかくかくしかじかの方法で…」と細かく決めることより、今、生きているあいだに、親族、友人、知人と仲良くしておくことの方が、ずっと大事です。
そうすることで、亡くなった時にはみんなが自然と、心のこもったお葬式をしてくれるからです。
一方で、遺品の整理など、実務的な事柄についてはきっちりと決めておくことが必要です。身寄りのない単身の方の場合は死後事務契約の必要もあるでしょう。
しかし終活や死後事務契約など、死後の話をする前に、今いかに良く生きるかを考えねばなりません。
老後、身体の衰えとともに、様々な他者の助けが必要になります。
ふだんの生活の中で身の回りの人たちとのつながりを大切し、困った時に助けてくれる身近な人との関係を築いておくことが、人生を豊かにし、結果としてそれが最良の終活となります。
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