本泉寺がFM伊丹で毎月第2・4土曜日にお送りしている「ラジオDEい~話」。Youtubeでも配信中!ページ下部のリンクからぜひお聞きください。
2月10日放送の概要
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多様化する現代のお葬式、いったい何が正解なのでしょうか?
今回はお葬式についてお話しします。
まずは気になる「お金」のはなし
やはり、まずはお金のこと。
お葬式っていったいどれぐらいかかるのでしょうか?
25年ほど前、お葬式一件の全国平均値がおよそ400万円でした。
今は約120万円ぐらいでしょうか。
お葬式は縮小、低価格化しています。
そこには、私たちの暮らしの変化が反映しています。
まず、年金の額が減っています。
それから、かつては参列者が香典を出してみんなで葬儀を出してあげるものだったのが、今は、都市化や核家族化が進んで、家族が単独で出すものになりました。
葬儀が縮小して、費用も安くなるのは自然なことでしょう。
でもその中で「忘れてはいけないこと」があります。
値段にかかわらず、一番大切なこととは?
安いとか、高い、という値段ではなく、いままで頑張ってきた人をどう送るか、ということを大切に考えねばなりません。
自分にとって大事な、仏さんのような人(つまり父親や母親)を亡くした、ということをきっかけに、
今後、どう自分が生きるかを考えるきっかけとなるのが葬儀なのです。
お坊さんはお経を読んでいるだけではダメ
なくなった人にいくらお経をあげても生き返るわけではありません。
お葬式の中でのお坊さんの役割は、ただ経を読み儀式をするだけではなく、もっと話をしていかねばなりません。
葬儀業者の行う葬式は時間の割り振りがきっちり決まっています。僧侶が話をする時間もありません。
もちろん業者はビジネスでやっていますから、利益や働く人の時間のこともあって、全てが自由というわけにはいかないのは分かります。
でもそれだけにならないよう、何かしら工夫が必要です。
本泉寺が行うお葬式では、決まりきったコースではなく、
できるだけ、それぞれの家庭の要望に応える自由なスタイルをとるようにしています。なんでもご相談ください。
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