日蓮宗 本泉寺 伊丹とともに450年
日蓮宗 本泉寺 伊丹とともに450年

お寺だより

2022年8月16日
お盆の法要:ご参加有難うございました
昨日のお盆の法要にはたくさんの皆様がご参加くださいました。誠にありがとうございました。
本堂内の席がすべてうまり、急いで外の回廊にも席を設ける程でした。これ程多くの方がご先祖を思い、お盆という機会に「何かしてあげたい」とお考えになっていることに胸を打たれました。
お子さんを連れて家族で参加されている方も多くいらっしゃいました。お子さんが保護者の方に倣ってお焼香されたり、もっと幼いお子さんが境内で遊ぶ姿はとても微笑ましいものでした。
法要はまず、全員のお塔婆を読み上げ、そのあとお焼香と読経。最後に住職からお話しさせていただきました。
【住職からの話】(要約)
お盆にはキュウリやナスで馬や牛を作ったり、お経をあげたり、様々なことをします。しかし、これらの習わしはおしゃか様が決めたことではなく、人々の「やさしい気持ち」が次第に形となったものです。
このやさしい気持ちがお盆の「供養」のエッセンスだということを忘れてはいけません。
いつも我々の事を心配し見守ってくれているご先祖を安心させるのが本当の供養です。

どうしたらご先祖は安心するのでしょうか?
我々生きている者が仲良く暮らしている姿をみせることです。
仲良く暮らすためには我欲をコントロールし(なくすのではありません)、自分の事だけでなく他人に思いやりを持って接することが必要です。
このお盆、親族の皆さんが集まったら、みんなで食事をし仲良く過ごしてください。それが何よりの供養です。
今日は満座供養の品をお持ち帰りいただきますが、これも初盆や年忌を迎える方々が「施し」という良い行いをし、ご先祖に安心してもらう、という供養なのです。

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