日蓮宗 本泉寺 伊丹とともに450年
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お寺だより

2022年4月19日
暦から見る吉日と凶日
4月17日(日)に妙見様の月例祭を行いました。
前日の風の強さが噓のように、ポカポカと暖かい春の日となりました。
お参り頂いた皆様ありがとうございました。
月例祭の後は、お茶を飲みながらの茶話会です。今回のテーマは「暦」についてです。
最近は表示されているカレンダーは少なくなりましたが、元々暦には様々な吉の日や凶の日が記されていました。
一番有名なものでは、大安、仏滅といった「六曜」でしょうか。その他にも「八専(はっせん)」や「十方暮れ」「天赦日(てんしゃび)」といったような、色々な吉凶を示す日があります。
最近ではテレビ等で、「天赦日」と「一粒万倍日」が重なる日が最大の吉日と言われることもあり、特に若い人達の間でこの二つは、知られるようにもなってきました。

様々な吉凶の日があり、またそのいわれをお話しましたが、あまり気にし過ぎることも考えものです。
平安時代の貴族たちは、それこそ暦の吉凶に縛られた生活を送っていましたが、現代の我々は暦の吉凶判断を気にしていては、生活は成り立たなくなってしまうでしょうね。
吉凶の日は、今の時代に合うように解釈する。例えば、吉の日は積極的に行動する日、凶の日は目的の為に熟孝する日など、前向きな気持ちでとらえていくことが必要ですね。

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