お寺だより

１７日に妙見様月例祭を執り行いました。
始まる直前にバラバラっと降り出したにわか雨の為に、急遽本堂内に移動しての開催でした。
すぐに晴れましたが、その日は風が強く急に冷え込んだため、返って本堂内で良かったのかもしれません。

皆さんの清浄な気持ちで行われた法要の後は、いつものお話の時間です。
今回は、日本の文化、風習などの民俗学的な方面から見た、日本人の霊魂観についてのお話でした。

日本人の霊魂観は、古来からの日本人の考え方に、インドと中国から伝わった思想が混ざったものであり、そして日本の風習はその混ざった思想から発展し、現代に伝わってきたものというお話でした。
色々な風習の話がありましたが、忌中と喪中の違いなど今ではあまり意識されない風習も増えてきたようです。
時代と共に、人の考え方は変わるものですが、何故そのような風習が出来たのかという根本の思いは忘れないようにしていきたいですね。