仏教は「いかに今を良く生きるか」を説く教えです。
本泉寺はこの原点に立ち返り、誰もが穏やかな心で安心した毎日を過ごし、より良く今を生きられるように、様々な活動を通じて仏様の教えを広めています。

二月三日は節分です。この立春前の節分には、現代でも鬼を追い払う儀式として「豆まき」が行われています。なぜ豆をまくかというと、「豆」は「魔滅(まめ)」に通じ、「魔を滅する」ということで鬼が怖がるという説があります。
この豆まきは室町時代中期には「鬼は外、福は内」と言われて、行われていたようですが、「鬼は外」と言って鬼をどこから追い出すのでしょうか。「家から追い出す」というイメージをお持ちの方が多いと思いますが、鬼の本来の住処は家ではなく、実は私たちの心の中なのです。
私たちの心には様々な鬼がいます。怒りの鬼、妬みの鬼、貪欲の鬼、そんな鬼達はいつも私たちの心を乗っ取ろうと潜んでいます。そんな鬼達を「出ていけ!」と決意して追い出し、新しい春を迎える儀式が節分の豆まきです。
自分の心にどんな鬼がいるかを見つめ直してみて下さい。決意をもって「出ていけ!」と念ずるなら鬼は追い払われる事でしょう。宮本観靖