仏教は「いかに今を良く生きるか」を説く教えです。
本泉寺はこの原点に立ち返り、誰もが穏やかな心で安心した毎日を過ごし、より良く今を生きられるように、様々な活動を通じて仏様の教えを広めています。
「看脚下」とは「自身の足元をよく見なさい」という禅語です。
昔、中国の佛果禅師という僧侶が、歩行中に明かりが消え、周りが見えなくなればどうするか、という師の問いに答えたものです。明かりとは、単に照明の意味だけではありません。自身の目標とするものや拠り所、生きがいを見失った時には、まず自分の足元をしっかりと見る事が大切です。自分は今、どういう状況にあるのか?どう進めば良いのか?今何をすべきなのか?など、しっかりと自分自身を見て、一歩一歩進んでいくことが大事なのです。宮本観靖