現在は、様々な食品を簡単に手に入れる事が出来ます。しかしその反面、年間464万トンものフードロスが出ています(令和5年度推計値)。国民一人当たり年間37キロの食物を捨てている事になります。
私達はなにか欲しくなると、つい必要以上の物にまで手を出してしまいがちですが、「過ぎたるは猶及ばざるが如し」という言葉がある様に、程度を超えている事は何かしらの問題が生じて、どこかでひずみが出てくるものです。
基本的に私達が、口にする食べ物は生命です。命を頂く事が食べるという事です。その命を無駄にするわけにはいけません。必要な分だけ頂き、欲張らない。そうすれば、より多くの方に必要な命、食べ物が行き渡ります。
「足るを知る」ことが、この世に様々なひずみを作らない生き方です。宮本観靖