日蓮宗 本泉寺 伊丹とともに450年
日蓮宗 本泉寺 伊丹とともに450年

今週のことば

2025年2月19日
論争は疲れます

昨今、「論破する」という言葉をよく聞く様になりました。「論破」とは相手の意見、考えを自分の主張で打ち負かす、という事です。しかし、そうして打ち負かされた相手は、論破した人を「さすがです。これからはあなたの事を信頼し、尊敬致します」となるでしょうか?
おそらくは気分を害し、腹立たしく思う事でしょう。なぜなら、昨今の論争は「自分の主張を通し、自分より相手が劣っている」という優越感を生み出すものだからです。
これは自分には優越感、相手には劣等感を生み、勝ち負けによる論争の繰り返し、「心身の疲れる無限ループ」にはまってしまいます。だからこそお釈迦様も論争に参加はされませんでした。論争といった勝ち負けではなく、互いを尊重し、向上し合える話し合いをしたいものです。宮本観靖

論争は疲れます