日蓮宗 本泉寺 伊丹とともに450年
日蓮宗 本泉寺 伊丹とともに450年
お寺だより
2025年1月11日

戒名って必要?

時代の変化とともに、戒名をつける本当の意味は失われています。
形式だけの戒名であれば、あまりつける意味がありません。
戒名もお葬式も、形式より、それらをするモトになった「優しい心」のほうがずっと大事です。
…そんな話をアレコレ脱線しながら楽しくお話ししています。今回も気楽におつきあいください^^
●●●●●放送のポイント●●●●●
本来、戒名は「仏教徒として戒律を守って生きます」と意思表明をする時に、師匠からつけてもらう名前です。
亡くなってからではなく、生きている時にもらうものなのです。
現代のように、お葬式の時に会ったこともない人の戒名をつける、というのは、本来無理な話。
そして戒名を付ける時、「普通の戒名で」とか、「いい戒名で」とかよく言われますが、戒名に普通も良いもありません。
時代と習慣は変わっていきます。
形式だけのためなら戒名を付ける必要はないのです。
時代が変わるといえば、これからの時代、お寺の維持は大変です。
お寺はどんどんつぶれていっています。
お葬式や法事など、昔からのことを繰り返しているだけでは、もはや、お寺の存在する意味はありません。
お寺は人の生き方や生きる意味など、普遍的な真実を教えるところ。
そういう教えを広める場所として、今を生きる人たちの役に立つように、お寺も変わっていかなければなりません。
お寺の仕事は、お葬式をすることではなく、「亡くなった人のためにお葬式をしてあげよう」と思う優しい気持ちを、人々に植え付けていくことなのです。


>YOUTUBEで放送を聞くことができます。コチラからどうぞ!
戒名って必要?

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